この投稿では、Smart contract walletを他のチェーンでもシームレスに利用するためにどのような課題があり、その解決策について探る。特に今回はEthereumとL2・L3のEthereumエコシステムに限定する。

また具体例として、私たちのプロトコルであるFutabaとSmart contract walletのプロトコルであるSafeを組み合わせたCross-chain Safeの提案する。

Table of contents


Smart contract walletの機能


Problems with cross-chain (multichain) smart contract wallet


Cross-chain (Multichain) smart contract walletにおける問題は大きく分けて3つある。

  1. それぞれのチェーンで異なるアドレスのアカウントを生成されてしまう
  2. アカウント作成をそれぞれのチェーンで行う必要がある
  3. それぞれのsmart contract walletでkeystoreの設定を行う必要がある

Each chain generates an account with a different address

現在ではそれぞれのチェーンでContract walletを作成する場合、Contractのアドレスがそれぞれ異なっってしまう。

これはEOAが同じアドレスで複数のチェーンで使用できるという現在のUXよりも低いものになってしまう。これによって同じOwnerであるにも関わらずアセットをBridgeする際にdestination chainのアドレスを別途指定する必要がある。

Each chain must create an account